2022年1月27日未明、沖縄市宮里の路上で17歳の男子高校生の運転するバイクが巡回中の29歳の男性警察官と接触し、高校生の右眼球が破裂し失明したという。
本件最大の問題は、”失明した高校生”と”バイクを止めた警察官”の証言が異なることだ。
高校生が失明するという大事件、早く真相が解明することを心から願うとともに、調べたことをまとめた。
今回の記事で分かること。
- 失明した高校生の友人らと警察官関係者の供述の違い
- 沖縄県宮里で起こった事故?事件の現場・場所
沖縄高校生が失明!警察官とバイク事故のニュース内容
27日の午前11時頃に沖縄市宮里1丁目の路上付近で「バイクが暴走している」と通暁があり、数名の警察官が駆け付けた。
同日午後1時頃に男性警察官は、若者らの暴走行為の警戒でパトカーを降りて1人徒歩で巡回していたという。
その時に、失明した高校生の運転するバイクと警棒が接触している。
高校生は逃走しその4分後の1時20分頃に、警察官と接触した現場から数百メートル離れたところで”バイク単独事故”を起こしたとされている。
インターネット上に拡散されている、大けがを負った高校生を写した動画により、27日深夜から300人規模の若者らが、沖縄署前へ結集。
若者らは、署に投石するなどしてガラス戸や車両を破壊するなどの騒ぎを起こしていた。
【焦点】高校生が失明した原因は?嘘がある!事故か事件か真相事由
引用:沖縄タイムズ
接触したという男性警察官は、伸縮する警棒を伸ばした状態で右手に持ち”直進してきたバイクに向かって”両手を前に出して止めに入った。右手が強くぶつかった」という趣旨の供述をしていること。
沖縄県警捜査1課の説明によると、
男性警察官は「おい、止まれ」と声を出して制止を求めたが、高校生は周囲に「急に警察官が現れ、停止は求められていない」と話しているという。
県警は警棒の鑑定を進め、微物の付着状態から接触状況を調べるととのこと。
失明した高校生側と警察官側の双方の主張の違いがある、詳しく見ていこう。
沖縄県警捜査関係者の主張
2022年1月27日
2022年1月27日午前1時頃、沖縄市宮里1丁目付近の路上で「バイクが暴走行為をしている」と通報があり、複数の警察官が警戒を強め駆けつけた。
その際警察官とオートバイを運転していた高校生が接触し警察官は右腕を負傷。
接触後、男子高校生は現場から逃走した4分後に男子高校生本人から119番に通報したという。
病院に運ばれ”右眼球破裂”と”右眼を骨折”していることが判明。
119番通報の際に、高校生から「単独事故を起こした」と供述している。
1月29日
沖縄県警は警察官がバイクを停止させようと両手を広げたところ、右手が当たったとしている。
その後の取材で、高校生と接触した警察官は事象当時1人で体のどこをどの部分が接触したかははっきり分からないと供述。
沖縄書によると”所持していた警棒には目立った損傷は見当たらない”と公表した。
1月30日
警察官が接触時に警棒を持っていたことが沖縄県警関係者への取材で分かった。
1月31日
失明した高校生と接触した警察官が調べに「バイクに停止を求めたが止まらず接触した」と証言していることが、30日の捜査関係者への取材で分かった。
沖縄警察関係者によると接触時の状況について「一瞬のことでわからない」として『故意にケガを負わせる行為はしていない』と主張。
警察官は当時1人で行動しており、1月31日までの調べに対し「オートバイが正面から走ってきて手に警棒を持った状態で止めに行こうとしたが一瞬のことでどこに当たったかわからない」と話していることが新たに判明した。
高校生の母親や友人の証言
1月27日の本件当時、男子高校生と一緒にいたと言う友人の男子生徒Aによると、暴走行為をしているグループがあると聞いて見学に行ったという。
午前1時ごろ、沖縄市宮里のコンビニ・ファミリーマートでたむろっていたところを警察官の姿を見て高校生なので補導されると恐れバイクで逃げた。
逃げた約20分後、高校生友人Aは現場から離れた場所で友人らに「警棒で殴られて失明するかもしれない」と訴えていたようだ。
男子高校生の知人B
高校生を見に行ったら目から血が出ていて驚いたが、「自分で救急車を呼んだ」と言っていた後、「警察に警棒で打たれたから」と証言している。
叔父の証言
はっきり形棒状の後字が目のあたりに付いている写真があるバイクの破損もなく目の周りに竹朝があるような状態だという。
男子高校生の友人
バイクには傷が出ていない事故と言うのは不自然だ警察には事実を公表してほしい。
母親への取材
母親から「警官に右側から警棒で殴られた」と、27日午前9時ごろに手術を終えた高校生の息子から直接話を聞いたという。
沖縄の高校生が失明となるきっかけの場所・現地
<沖縄県宮里の全体MAP>
高校生が失明してしまった、沖縄県宮里、住宅街の路地
<高校生の友人証言に出てきたコンビニ>
沖縄県宮里警察官と失明した高校生の状況
警察官の怪我の状態
沖縄市宮里の路上で27日未明、男子高校生(17)の運転するバイクが巡回中の男性警察官(29)と接触、高校生の右眼球が破裂し失明した事案で、男性警察官が接触時、伸縮する警棒を伸ばした状態で右手に持ち「直進してきたバイクに向かって、両手を前に出して止めに入った。右手が強くぶつかった」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で分かった。(1/30現在)
バイク事故?で失明の高校生の状況
親族によると、入院中の高校生は少しずつ食事を取れるようになり、体力は回復しつつあるが、けがによる精神的なダメージが大きいという。高校生の顔には右耳から右目にかけて、接触した際に負ったとみられる数センチの傷が残る。親族男性は高校生の心情を察し、「精神的にもつらい状況にある。(2/3現在)